こんにちは、FIRE投資家のカケルです。
今回は楽天証券から新登場した「楽天キャッシュによる積立投資の方法(手順)」について解説します。この記事は3分で読めます。
楽天証券が改悪するっていうのは聞いてたけど、詳細を忘れました。
貰える楽天ポイントが減るんだっけ?
楽天グループって最近よく改悪するので分からなくなりますよね。お気持ち分かりますよ。
投資歴16年でFIRE済みのブログ管理人が、楽天証券改悪のおさらいと新サービスの「楽天キャッシュによる積立投資の方法(手順)」について徹底解説します。
この記事を見ながら設定すれば、何も迷うことなく楽天キャッシュによる積立投資の方法が分かります。ぜひ最後までご覧ください。(関連記事:【悲報】楽天証券のクレカ積立・SPU改悪まとめ)
- 楽天証券のクレカ積立の改悪内容を知らない人
- 楽天キャッシュによる積立投資の方法(手順)を知らない人
- 2022年9月買付分から楽天クレカでの積み立ては一部の銘柄を除き、ポイント還元率は1.0%→0.5%or0.2%へ改悪
- eMAXISシリーズや楽天VT、楽天VTIなどの人気銘柄は0.2%還元へ改悪
- 楽天クレカから楽天キャッシュへの積み立てに切り替えれば、2022年12月末までは1.0%還元の維持が可能
- 2023年以降、楽天キャッシュ積立は0.5%還元となる
- 楽天証券のクレカ積立の改悪内容について
- 楽天キャッシュ積立投資の方法(手順)について
楽天証券のクレカ積立の改悪内容をおさらい
楽天証券のクレカ積立の改悪内容は、以下の通りです。
楽天カードでの投資信託購入時のポイント付与について
現在、楽天証券では月5万円を上限に楽天のクレジットカード(以降、楽天カード)で投資信託を購入すると、購入額×1%分の楽天ポイントが付与されています。
年間にすれば500ポイント×12ヶ月=6,000ポイントなので、馬鹿には出来ません。
これが2022年9月買付分より、以下のように改悪します。
どんな銘柄の投資信託が改悪の対象になるのか
まず「代行手数料」がどこに書いているのか?
以下は人気銘柄の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の購入画面です。
画面を下にスクロールすると、左下に手数料関連の項目があります。
「(販売)」となっている欄を見ましょう。これが代行手数料です。
調べたところ、よく目にする以下の人気銘柄は全て改悪(0.2%還元)の対象となります。
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
・eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
・eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
・楽天・全米株式インデックスファンド(通称:楽天VTI)
・楽天・全世界株式インデックスファンド(通称:楽天VT)
銘柄は多岐に渡りますので、全銘柄一覧はこちらをご覧ください→改悪対象銘柄一覧
楽天キャッシュとは?
楽天キャッシュとは、お買い物に使用できる楽天グループのオンライン電子マネーです。
楽天キャッシュへのチャージ方法と上限金額
楽天キャッシュへのチャージは以下の4種類です。
チャージ方法 | チャージ単位 | チャージ上限額 |
楽天カード | 1,000円以上1円単位 | 10万円/回・10万円/月 |
楽天銀行 | 1,000円以上1円単位 | 10万円/回・10万円/月 |
ラクマの売上金 | 1円以上1円単位 | 10万円/回・100万円/月 |
楽天ウォレット暗号資産 | 1,000円以上1円単位 | 10万円/回・10万円/月 |
チャージ額の0.5%ポイント還元+使用でさらに+1.0%ポイント還元
楽天カードから楽天キャッシュをチャージすると、チャージ額の0.5%の楽天ポイントが付与されます。
また、支払い時に100円(税込)につき1ポイントが付与されます。(還元率+1.0%)
楽天キャッシュ(電子マネー)の投信積立サービスとは?
楽天キャッシュ(電子マネー)を自動で引き落として「投資信託」を積み立てることが出来るサービスのことです。
(※国内株式や米国株式の購入に楽天キャッシュは使えません)
- 楽天カードからのチャージで0.5%ポイント還元
- 1日~28日から積み立て指定日を選べます
- 楽天カード決済と合わせれば、最大10万円まで積立可能
楽天キャッシュの投信積立サービスの概要
楽天キャッシュと楽天カードでの投資信託の積み立て比較はコチラ↓
楽天キャッシュ積み立て | 楽天カード積み立て | |
開始日 | 2022年6月19日(日)設定開始 2022年8月積立分より適用 | 開始済み |
積立設定可能額 | 100円~50,000円 | 100円~50,000円 |
増額設定 | つみたてNISAの使えない | 使えない |
対象口座 | 特定口座、一般口座、一般NISA、つみたてNISA (※未成年口座、ジュニアNISA、法人口座は対象外)。 | 特定口座、一般口座、一般NISA、つみたてNISA (※未成年口座、ジュニアNISA、法人口座は対象外。) |
対象商品 | 楽天証券が取り扱う積立可能な投資信託 | 楽天証券が取り扱う積立可能な投資信託 |
申込締切日 | 毎月12日までの積立設定で翌月の積立注文に反映 | 毎月12日までの積立設定で翌月の積立注文に反映 |
引落日 | 毎月13日~15日 (楽天キャッシュ残高から引落し) | 毎月27日 |
買付日 | 毎月1日~28日から選択 (休日の場合は翌営業日) | 毎月1日 |
での返金 | 積立エラー引落された楽天キャッシュの金額は 証券口座(預り金)に現金で返金 | そもそも引き落としされない |
ポイント | 貰える楽天ポイント(通常ポイント) | 楽天ポイント(通常ポイント) |
ポイント投資 | 可能 | 可能 |
楽天キャッシュでの積み立ては6/19から設定可能で実際に買付が開始されるのは8/1買付分からです。
楽天キャッシュ投信積み立ての上限額は?
楽天カードと同じく、毎月50,000円が上限です。
楽天キャッシュ積立と楽天カード積立の併用は?
「楽天キャッシュ積立5万円分」+「楽天カード積立5万円分」=合計10万円分のキャッシュレス決済が可能です。
楽天キャッシュ投信積み立てで貰えるポイントは?
楽天カードから楽天キャッシュへオートチャージで0.5%還元
楽天カードから楽天キャッシュをチャージすると、チャージ額の0.5%の楽天ポイントがもらえます。
2022年12月末日まで、楽天キャッシュ利用額に対してさらに0.5%還元追加キャンペーン
楽天証券では2022年8月から2022年12月買付分まで、楽天キャッシュでの投資信託積立額の0.5%を楽天ポイントで還元するキャンペーンを実施します。
つまり、楽天キャッシュへのチャージ分で「0.5%」、楽天キャッシュでの投資信託積み立て分で「0.5%」=「合計1.0%のポイント還元」となります。
楽天証券でクレカ積立から楽天キャッシュ積立に変更する方法
自動表示されるメッセージか、投信積立一覧から「楽天キャッシュ設定」へ進む
手順①
楽天証券にログインすると自動表示されるメッセージの「変更に進む」をクリック。
手順①(上記で誤って「閉じる」を押した場合)
上のタブの「投信信託」→「積立設定」→「積立設定一覧」→「変更に進む」をクリック。
手順②
クレカ積立から楽天キャッシュ積み立てに切り替えたい銘柄にチェックを入れ、右側の「次へ」をクリック。
手順③
「同意します」にチェックを入れ、「楽天キャッシュの設定へ」をクリック。
手順④
楽天会員の「ユーザーID」と「パスワード」を入力し、「ログイン」をクリック。
楽天キャッシュ残高キープチャージ(オートチャージ)引落元カードを選択する
手順
「規約に同意してチャージ方法を設定する」をクリック。
手順①
楽天カードを選択し、「設定する」をクリック。(※設定出来るのは楽天カードのみです)
手順②
「セキュリティコード」を入力し、「次へ」をクリック。
手順③
VISAの「認証パスワード」を入力し、「送信」をクリック。(※楽天カードの設定によって、この画面が出ない人もいますが問題ありません。)
楽天キャッシュ残高キープチャージ(オートチャージ)金額を設定する
手順
「キープしたい楽天キャッシュ残高の金額」を設定します。毎月のつみたて金額を設定しておけばOKです。
楽天証券ページに戻って楽天キャッシュ積立の設定を完了させる
手順①
「残高キープチャージの設定」が完了したら、「楽天証券ページに戻る」をクリック。
手順②
引き落とし方法の変更に問題がないか最終確認し、「取引暗証番号」を入力し、「変更する」をクリック。
手順③
これで「楽天クレカ積立から楽天キャッシュ積立への積立方法変更」及び、「楽天キャッシュへの自動チャージの設定」が完了です。設定後は「楽天キャッシュ」から残高キープチャージ設定完了のメールが届きます。
変更作業お疲れさまでした。実際にやってみると分かりますが、数分で終わる作業なので、楽天ポイントで損したくないならやりましょう。
1時間おきに楽天キャッシュの残高キープチャージが行われる
楽天キャッシュの残高は「1時間おきにチェック」されており、設定額(今回なら50,000円)を下回っていると、差額分が自動でチャージされます。
楽天キャッシュがチャージされると、メールでお知らせがきます。
買付日を変更する方法(任意)
楽天カードクレカ積立から楽天キャッシュ積立に変更した人は積立日が「毎月1日or8日」になっているはずです。
この「積立日」を変更する場合の手順は以下の通りです。
楽天キャッシュ積立の「積立設定日」は毎月1日~28日の中から選択可能です。
手順①
「投資信託」→「積立設定」から、「積立日を変更したい銘柄」の「変更」をクリック。
手順②
「積立指定日」の「毎月〇日」をクリック。1日~28日の中で設定した日を選択。画面一番下の「内容確認へ」をクリック。
手順③
「積立指定日」が変更した内容(今回であれば1日→15日)になっているか確認し、「取引暗証番号」を入力し、「設定する」を押せば変更完了です。
楽天証券の楽天キャッシュ積立のスケジュール
引落方法の変更は毎月12日が申込み締切日です。
12日までに変更した場合
13日以降に変更をした場合
まとめ
- 2022年9月買付分から楽天クレカでの積み立ては一部の銘柄を除き、ポイント還元率は1.0%→0.5%or0.2%へ改悪
- eMAXISシリーズや楽天VT、楽天VTIなどの人気銘柄は0.2%還元へ改悪
- 楽天クレカから楽天キャッシュへの積み立てに切り替えれば、2022年12月末までは1.0%還元の維持が可能
- 2023年以降、楽天キャッシュ積立は0.5%還元となる
たかが0.5~0.8%の差でも、同じお金を払って投資をするならタダでも貰えるものはしっかりともらいましょう。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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